めっちゃ面白い!

実際には・・

Wow! That’s quite interesting!

でしたが、私が昨年の国際オウム会議でお会いした方とお話をしていた時の一コマです。

こんな経験・仕事をしている日本人は絶対にいないだろうな~。
ほとんどが欧米人だからアジアの中でもかなりマイナーだよね。
きっと彼女の話を聞きたいと思う人が日本にも居るはず!

と思い、鳥爺・松本氏に紹介。すぐに「日本で講演してみませんか?」と声をかけたのが今回のセミナーで講演をしてくださるジェシカ・リーさんでした。彼女はシンガポールのジュロン・バードパークやナイトサファリ、シンガポール動物園の運営母体であるワイルドライフ・リザーブス・シンガポール で働いていますが、同団体が支援している東南アジアでのプロジェクトを担当しているため頻繁に東南アジアのジャングルに行っているそうです。

オウム会議でもブラジルやボリビアなどの現地で密猟者をエコガイドツアーに転職(!?)させる活動や絶滅危惧種の観察・保護をしている研究者の話しが必ず出てきますが、それと同じ事を東南アジアのジャングルでしているのがジェシカです。地球の反対側で行われているプロジェクトよりも、アジアという私達と同じ地域で活動している彼女に親近感と好感を覚えました。

「先週はインドネシアのジャングルへ行っていたのよ。
まずはシンガポールからジャカルタへ行き、
国内線に乗り換えて、到着後は車。
車でジャングルの近くの村まで行きボートに乗り換え・・・」

この導入部分を聞いただけでも(めっちゃ面白い!)ってなりませんか?

「ジャングルでは村人(=密猟者)に案内してもらい
野生の鳥のいる所に行って保護活動してます。
今回は彼らに病気の鳥をどう世話するかを教えてきたの。」

(確かに・・・獣医さんいないだろうから村人を頼るしかないよね。獣医師免許とか言っている場合じゃないか。)

「密猟者って言っても生活のためにやっているから・・。
彼らに鳥の保護者・世話人になってもらうために
エコツアーガイドとしての収入源を確保したり、
鳥や世話についての教育をしてるんです。」

と笑顔で話してくださいました。

そしてジェシカが紹介してくれたのが同僚であり友人であるアンジェリン・リム。ジュロン・バードパークで鳥の展示や絶滅危惧種の繁殖・世話チームのリーダーをしている方です。研修生からスタートし努力と鳥への愛情で正社員となりチームリーダーとなった所から彼女の熱意と努力を感じました。

ジュロン・バードパークの鳥の管理や絶滅危惧種の保護活動への貢献なども気になりますが、彼女自身の経験である絶滅危惧種の孵化・育雛管理についてのお話しは興味深いですよ。

日本でのセミナー講師を打診して調整していた時はワイルドライフ・リザーブス・シンガポールで働いていましたが、今は転職されて某クリニックマネージャーに。彼女宛のメールが戻ってきた時はかなり焦りましたが、ジェシカに確認すると「あ、転職したよ。先週。」と返事(笑)。すぐにメッセンジャーでコンタクトすると「そうそう。先週転職したのよ~。」とアンジェリン。一瞬びっくりしましたがよくよく考えるとシンガポールでは当たり前。私の前職でも一度会社を辞めたシンガポール人の同僚が2年後に戻ってきたり、入社初日で異常なまでに周りに溶け込んでいる同僚は実はチームの半分と前前職で一緒だったとか・・・日本の常識では考えられない程に流動的な仕事環境なんです。こういう海外のお国事情もわかって興味深いセミナーになるのでは?と密かに期待しています。


セミナーでは楽しく面白いお話しだけでなく、悲しく深刻な話も出てくると思います。でも一番の醍醐味は懇親会で直接質問したりお話が出来ること。人数が少なくなり、こぼれ話も出てくるかもしれません。

そして究極なのが東京での二次会。(京都はスケジュールの都合上、懇親会のみなんです。すみません!)この二次会はスタッフと講師2名との打ち上げにご参加頂けるというイメージです。ご多分に漏れず、鳥業界にも色々あるんです、裏事情(笑)聞きたい事があれば私が専属通訳として何でも聞いちゃいます。洗練された大人の空間で世界の鳥業界について語らう会・・一緒に飲みましょう!(といっても私はあまり飲めませんが・・・笑)

皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!