WING YOUセミナーの企画・運営を行っておりますオフィスCIS代表の石山仁美です。
交渉から始まり企画まで1年。こうして皆様に告知できる事になり大変興奮しています。と同時に「コケたらどうしよう・・・」「第1回で終了~ってこともあるかも」と弱気な部分も出てきています。今はそのネガティブ思考に目を向けず、淡々とやるべき事だけをやり、セミナーの成功だけを考えて進んで行こうと思っています。

前途多難が予想される鳥業界初(!?)とも言えるセミナーに特化したプロジェクトですが、「鳥業界最強のお爺様」である「鳥爺・松本壯志」さんのバックアップと全面協力があったからこそ実現しました。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私と松本氏との関わりは松本氏が東京・池袋西口で開業した ペットショップCAP! からとなります。あの頃は鳥だけでなく犬・猫・小動物も販売するペットショップでした。犬猫のペットショップの片隅によく馴れたオウム・インコが「鎖に繋がれること無く」とまり木に止まり、お客さんと遊んでいたのが懐かしく思い出されます。CAP!がまだ生体販売を行っていた頃です。

長年動物業界に関わり念願のペットショップを開業した松本氏でしたが、開業から間もなくしてCAP!を鳥専門店にするいう方向転換をします。鳥に対する強い思いと鳥業界を変えるというミッションが彼の決意を固くしたのは側で見ていて強く感じました。

当初、日本には鳥専用のフードや用品はほとんど無く、新規開拓のために海外商品発掘の命を受けた私は電話、FAX、手紙を駆使しアメリカやヨーロッパのメーカーにコンタクトを取り、海外の展示会情報を探しまくりました。CAP!の輸入部門であるDream Birdの誕生です。まだ生体販売をしていましたので、海外の優良ブリーダーも同時に探しました。

海外メーカーと何度も連絡を取り交渉し、サンプル輸入、メーカーへのフィードバックを繰り返す中で信頼を勝ち得て輸入代理店・総代理店の権利を獲得する事ができました。「鳥にとって高品質の物だけを」という松本氏のビジョンが明確であったため私の仕事は非常にやりやすかったです。

まだメールもインターネットも普及していない時期でしたから、出張で海外へ行った際にホテルの部屋に備え付けてあった電話帳を開き、電話番号が掲載されているペットショップやブリーダーさんにアポイントメントを取り実際に訪問するというのを繰り返しました。ここでも奇跡的な出会いがあり、後々のDream Birdの生体直輸入に繋がりました。

アメリカの某雑誌にも大変お世話になりました。この鳥専門雑誌に広告を掲載したことで、海外輸出を希望するメーカーやブリーダーさんから連絡があったり、当該雑誌の編集部の皆さんや雑誌のライターとも一緒にお仕事をすることが出来ました。私が日本の鳥業界について書いた記事がどこかにあったような・・・。

このようにして国外の鳥業界に繋がりが出来始めました。

生体直輸入からTSUBASA設立までは Part 2で。